お客様の紹介
ひとのわメディカルは、再生医療を中心とした自由診療クリニックとして、主に神経疾患(脳卒中後遺症、ALS、パーキンソン病など)をはじめ、さまざまな疾患を対象に治療を提供しています。
単に治療を提供するのではなく、「患者様の求める医療をどこまで引き出せるか」という視点を大切にし、保険診療では難しい選択肢も含めて提案しています。再生医療とリハビリテーションを組み合わせた、統合的な治療設計を行っている点が特徴です。
再生医療という分野は、まだ発展途上であり、確立された治療ではない部分も多い一方で、大きなポテンシャルを持っていると感じていました。
そのような中で、U-factor社の歯髄幹細胞培養上清液(U-factor液®)に出会い、品質管理や安全性の観点からも、臨床で活用できる可能性を感じました。
自費診療という形ではありますが、従来の医療だけでは届かなかった領域に対して、新たな治療の選択肢を提供したいという思いから、ひとのわメディカルを立ち上げました。
当院では、幹細胞そのものではなく、幹細胞が分泌する有用成分(サイトカインやエクソソームなど)を含む歯髄幹細胞培養上清液を用いた治療を行っています。
これは、細胞が分泌する「回復を促すシグナル」を活用する治療であり、神経の修復や機能改善をサポートすることが期待できます。
重要なのは、この再生医療を単なる治療としてではなく、回復を引き出すための“土台”として捉えることだと考えています。
そのため当院では、再生医療とリハビリテーションを組み合わせることで、機能回復をより効率的に引き出す治療設計を行っています。
この再生医療を用いた治療は、脳卒中やパーキンソン病、ALSなどすべての神経疾患に対して有効であると考えており、適用を進めております。
再生医療と神経リハビリは、それぞれ単独でも一定の効果が期待できますが、組み合わせることでより実感のある回復につながると考えています。
再生医療によって神経の可塑性(変化しやすさ)が高まった状態で、適切なリハビリ刺激を加えることで、「動かせなかったものが動く」という変化につながる可能性があります。
逆に、リハビリ単独では限界があったケースでも、再生医療を併用することで反応性が変わることを臨床的に感じています。
そのため当院では、治療とリハビリを分けて考えるのではなく、「一つの治療計画」として統合しています。

再生医療とリハビリを組み合わせる中で課題となっていたのが、「脳から筋肉への信号をどのように引き出すか」という点でした。
再生医療によって麻痺が強い方の症状が改善することは十分にありえます。しかし、症状が改善しても、「実際に自由に動けるようになる」という実感が十分に得られないケースがありました。また、リハビリのみでも改善には一定の壁がありました。
そのような中でBMIは、“動かせない状態でも、脳の意図を検出し、運動につなげる”という点に大きな可能性を感じました。特に、従来ではBrunnstrom Recovery Stageのステージ3から4への壁が大きく、屈曲はできるようになっても、そこから伸筋を働かせるという動作がどうしても難しく、多くの方がここで止まってしまうことがありました。この「3から4への壁」を乗り越えるための手段として、BMIの可能性を感じ、導入を決定しました。
当院では、再生医療とBMIを“段階的に連動させて”活用しています。
まず再生医療によって、神経の回復を促す環境を整えた上で、そのタイミングに合わせてBMIリハビリを実施します。BMIでは、患者様が「動かそうとする意図」を脳波として捉え、それを実際の動きやフィードバックに変換することで、脳と身体のつながりを再構築していきます。
具体的な例として、例えば拘縮が強い方の場合では、まず再生医療によって屈曲筋をリリースし、可動しやすい状態にします。そのうえで、BMIを用いたリハビリを行うことで、より伸展動作の学習が促進しやすくなると考えています。
重要なのは、再生医療のあとにBMIを行うことで、出てきた神経の変化を“正しい動きとして定着させる”点です。単に並行して行うのではなく、回復のタイミングに合わせてリハビリの質と内容を調整しているのが特徴です。
このように、BMIを単なるリハビリ機器としてではなく、再生医療によって変化した脳の状態を、実際の運動としてアウトプットするための装置として位置づけています。
再生医療で可能性を広げ、BMIでその可能性を“動き”として取り戻す。さらに別のリハビリ機器やアプローチ手法へとつなげ、より高い機能回復へ誘導し、日常に戻るところまで支えるのが、私たちの考える医療です。
現在、私たちが着目している技術としては、再生医療を用いた神経に対するアプローチです。
脳梗塞発症後、時間の経過に伴い、神経終末など末梢部位の機能低下が生じます。実際エコーでみてみると、手の屈曲伸展時にはほとんど筋肉の活動が見られないことが確認されています。
そこで再生医療を用いることで、筋肉や神経の再生を促進するアプローチが有効である可能性があると考えています。今後、再生医療を用いた神経へのアプローチとBMIを用いた中枢へのアプローチの併用が有効であるかを検討していきたいです。
保険診療による医療技術は大きく進歩しています。一方で、時間・回数・選択肢に制約のある中で、患者様一人ひとりにあった治療の質と量を確保することはどうしても難しいという課題があると感じています。
その点、自費診療だからこそ、最新のリハビリを十分な頻度・時間で提供できるという強みがあります。
また、患者様一人ひとりの「目標」を最初にしっかりと確認することが大切だと感じています。どんな動作を取り戻したいのか、自宅の生活環境はどうなっているか、患者様を取り巻く生活環境を把握した上で、オーダーメイドの治療計画の設計が大事になってきます。
そういった治療設計をするためにも、当院では再生医療に加えVRやHAL、BMIといった先進機器をそろえています。
「患者様の求める医療をどこまで引き出せるか」―この視点から今後も患者様に向き合っていきたいと思います。
ひとのわメディカルの各種取り組みについては下記からご確認ください。
ひとのわメディカル HP
https://hitonowa-medical.com/
