BMIで脳と手指をつなぐ「代償回路」を活性化

BMI技術は、脳卒中で傷ついた脳部位を迂回する神経活動を、頭皮上からウェアラブルセンサを使って検出。それと同時に、麻痺した手指に装着した電動装具を動かし、脳と手指をつなぐ代償回路の活性化を促します。
(Ushiba and Soekadar, Prog Brain Res. 2016)
BMIによるトレーニングと適切なリハビリテーションを組み合わせることで代償回路が活性化すると、BMIを外した状態でも自分の意思で手を開く動作ができるようになると期待されます。

図は、BMI技術を応用して作られた弊社製品のイラストです。
薬事法で定められた製品の位置付けと、BMI技術一般の治療原理に関する学術的検討の間には、一部に違いがある場合があります。
製品情報の詳細については「Product」ページをご覧ください。

BMI技術を応用した上肢機能訓練の有効性

BMI技術が、脳卒中片麻痺上肢の運動機能回復に有効であることは国際的にもさまざまな研究において証明され(Kruse el al. BMC Neurology 2020(レベル1)他)、脳卒中治療ガイドライン2021[改定2023]にも収録されています。
また、BMI技術を応用して作られた弊社製品 LIFESCAPES 医療用BMI(手指タイプ)の臨床有効性については、2024年 第61回リハビリテーション医学会学術集会(東京渋谷)他で、複数の導入先病院から報告されています。
LIFESCAPESでは、慶應義塾大学理工学部 牛場潤一研究室の研究成果活用企業として連携を深め、BMIの可能性を追求していきます。