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2022/06/20
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BMI技術を活用し、脳卒中後の重度運動障害向けリハビリの実現を目指す株式会社LIFESCAPESが、総額7.2億円の資金調達を実施

株式会社LIFESCAPES(本社:東京都港区、代表取締役: 牛場潤一、以下「LIFESCAPES」、前Connect株式会社)は、株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ*1(所在地:東京都港区)、三菱UFJキャピタル株式会社*2(所在地:東京都中央区)、日本ベンチャーキャピタル株式会社*3(所在地:東京都千代田区)、Beyond Next Ventures株式会社*4(所在地:東京都中央区)、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社*5(所在地:京都府京都市)、日揮みらい投資事業有限責任組合*6(所在地:東京都渋谷区)、CYBERDYNE株式会社*7(所在地:茨城県つくば市)、SMBCベンチャーキャピタル株式会社*8(所在地:東京都中央区)を引受先とする第三者割当増資により、総額7.2億円の資金調達を実施したことをお知らせいたします。今回の調達により、LIFESCAPESの累計調達金額は9.6億円となります。

 

 

脳卒中後の運動障害について

 

脳卒中は25歳以上の4人に1人が発症し、社会にとって大きな課題となっています。発症後、一命を取り留めた場合でも、多くの患者はその後生じる重度な運動障害を抱え、以降約10年間も介護が必要となることもあります。重度な上肢運動障害には現在、効果的な治療法が存在しないとされ、アンメット・メディカル・ニーズの一つと捉えられてきました。患者自身にとって仕事への復帰が困難になる等、QOL(人生の質)が大きく毀損されるだけでなく、その回復をサポートする医療機関においても、患者様の要望に応えることのできないフラストレーションが高まります。私たちはこれからの社会の活力・生きがいの向上に向けて全力で社会実装を取り組んで参ります。

 

 

治療実現のための技術

 

LIFESCAPESはブレイン・マシン・インターフェース(以下BMI)技術*を活用し、脳が従来もつ「可塑性」という性質を引き出し、重度麻痺の残る患者のQOLの改善を目指します。LIFESCAPESが開発中の医療機器は、BMIを活用したリハビリを繰り返し行う中で、麻痺患者の生体信号から機能代償回路の活動を検出。麻痺部に装着したロボットに代償回路の活動を反映させ、脳と麻痺部位をつなぐ神経回路の再構築を促します。この神経回路の再構築により、ロボットを外した状態でも患者の意志で麻痺した手を再び動かせるようになることを目指します。

 

LIFESCAPESは慶應義塾大学発の研究成果活用企業です。理工学部・牛場潤一研究室と連携しながら、最先端の技術を社会に届ける努力をこれからも続けて参ります。

* BMIとは、脳神経系の活動と機械装置の動作を実時間的に対応づけて、1つのシステムとして機能するようにした計算機構のこと。

 

 

資金調達の目的と使途

 

LIFESCAPESはこれまで本医療機器の試作検証を通じて、製品化・量産化を進めて参りました。今後は第三者割当増資によって調達した資金をもとに、医療機器認証の取得とその後の販売活動に向けた体制構築を行ってまいります。

 

 

新社名 LIFESCAPESに込めた思い

 

脳卒中に罹患し、「生活のなかでは機能的に使うことができない」と判断された手のことを「廃用手」と言います。廃用手と判断される割合は、脳卒中発症後、片麻痺を呈した患者の3割と言われています。

脳卒中が突然訪れて、昨日までできた、ボタンかけ、ペットボトルの蓋を開ける作業などができなくなることを、誰が想像できるでしょうか。

 

人生100年時代、サイエンスとテクノロジーの進展は、私たちの予想を遥かに超えて、もたらされる利便性、人の可能性はますます広がります。私たちはBMIを通じて、脳の可塑性を引き出し、少しでも困っている人がその制約から解き放たれ、それぞれの人生の景色を描くご支援をさせていただきたいと思っています。

 

少しずつでも一歩前に進んで、気持ちの良い目覚めを迎えて欲しい。手にもったスプーンでお食事を楽しんで、生きることを実感して欲しい。眺めの良い場所で胸いっぱいに深呼吸をしながら、その瞬間をスケッチに残して欲しい。人の手は社会、世界との大事な接点で、新しい未来を切り開く窓です。

 

世界は刻々と変化を続けています。どのような環境でも、私たちはサイエンスとテクノロジーの可能性を追求して、明日のために精一杯生きる人たちを応援し続けます。

 

 

各投資家様からのコメント

 

 

株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)

プリンシパル  鳥居 優人 様

 

LIFESCAPES社がその社名に込めた思いを拡げ、また、実現するお手伝いができればと、追加の出資をさせて頂きました。今後も製品の上市に向けた活動を最大限支援させていただきます。

 

 

三菱UFJキャピタル株式会社

ライフサイエンス部 次長 井澤 洋介 様

 

LIFESCAPES社の開発するBMIの革新性だけでなく、LIFESCAPES社のメンバーの熱い想い、お人柄、専門性に大変惹かれ投資させて頂きました。MUFG一丸となり全力でLIFESCAPES社の成長を支援し、ひいては脳卒中後の運動麻痺で苦しむ患者様を一人でも多く救うことに貢献致します。

 

 

日本ベンチャーキャピタル株式会社

代表取締役社長 多賀谷 実 様

 

脳卒中の重度手指麻痺患者に対してエビデンスレベルで効果が確認できている治療法として、当社プロダクトが世の中に普及していくことを期待しています。

 

 

Beyond Next Ventures株式会社

Investment Group マネージャー 金丸 将宏 様

 

まだ創業前であった2017年に弊社のアクセラレーションプログラム「BRAVE」に参加いただいてから約5年。同社の事業は確実に前進しています。今回の資金調達によって、いよいよ患者の皆様に革新的な医療機器を届けるための具体的なアクションが始まります!この最先端のBMI技術が新たなリハビリ医療の境地を切り拓くことを確信しています。

 

 

フューチャーベンチャーキャピタル株式会社

投資本部 投資1部  前久保 勝好 様

 

前回ラウンドからの事業進捗を見て、自信を持って追加出資させていただきました。これまで中程度~重度の脳卒中患者の運動障害には効果的な治療法が存在しなかった中、同社のBMIという最先端技術が社会実装され、リハビリ医療のスタンダードになる日が近いことを確信しています。

 

 

日揮株式会社

未来戦略室 担当マネージャー 臼井 賢一郎 様

 

LIFESCAPES社のBMIリハビリ機器は、これまで効果的な治療法がないとされてきた脳卒中患者の重度運動障害に対する革新的な治療手段で、アンメット・メディカル・ニーズに応える技術として大いに期待しています。

日揮グループがヘルスケア領域で掲げる「人生100年時代を見据えた生活の質向上」の実現を目指し、同社とともに取り組みを推進してまいります。

 

 

CYBERDYNE株式会社

取締役コーポレート部門責任者 宇賀 伸二 様

 

LIFESCAPES社は、慶應義塾大学のBMI研究成果の知見を高度に融合し、新たなリハビリ医療機器を開発されています。

当社の医療用HALに加えて、重度麻痺を持つ脳卒中患者等に対して同社のデバイスがリハビリ現場で広く活用されることにより、様々な症状に対してきめ細やかに対応可能な先進的ニューロリハビリテーションを共に開拓できることを期待しています。

 

 

SMBCベンチャーキャピタル株式会社

執行役員 投資営業第三部長 児玉 一郎 様

 

ご自身で見ているこの指が全く動かせない。そのような方々の患苦の程は想像に堪えません。そうした患者様のQOLを高め世界に感動を生み出す企業様と認識しております。

是非BMIを活用したリハビリを通じて患者様と社会を繋ぐ光明となり得ることを期待させて頂いており弊社も社会的意義の一助となればと思料致しております。

 

 

 

 

株式会社LIFESCAPESについて

 

株式会社LIFESCAPESは、2018年5月に設立された、慶應義塾大学発スタートアップ企業です。重度運動障害の治療実現をミッションに掲げ、ブレイン・マシン・インターフェースをコア技術とした革新的な医療機器の開発に取り組んでいます。

 

会社名:株式会社LIFESCAPES(英語表記:LIFESCAPES Inc.)

所在地:東京都港区南青山2-15-5 FARO青山1階

設立:2018年5月

事業内容:ブレイン・マシン・インターフェースを活用した神経リハビリ機器の開発・製造・販売など

代表取締役:牛場潤一

Email:info@lifescapes.jp

 

 

*1 正式名称:KII2号投資事業有限責任組合
*2 正式名称:三菱UFJライフサイエンス3号投資事業有限責任組合
*3 正式名称:NVCC9号投資事業有限責任組合
*4 正式名称:Beyond Next Ventures2号投資事業有限責任組合
*5 正式名称:株式会社SMBC信託銀行(特定運用金外信託 ロボットものづくりスタートアップ支援)
*6 正式名称:日揮みらい投資事業有限責任組合
*7 正式名称:CYBERDYNE株式会社
*8 正式名称:SMBCベンチャーキャピタル6号投資事業有限責任組合

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